ソーシャルレンディングの歴史
2016.11.30

subimg03現在、日本では日銀のマイナス金利の影響もあり、銀行にお金を預けれておいてもほとんど利子が付かず、これまで投資に興味の無かった一般の人たちも個人投資に目を向けるようになり、ソーシャルレンディングに興味を持たれる方が増えてきました。そもそも、その歴史はそれほど古くは無く、2002年にイギリスで、VirginMoneyが知り合い同士に限定した個人融資サービスから始まったといわれています。その後知らない人同士でも融資が行えるサービスを2005年からZopaが開始し、2006年にアメリカのProsper、2007年アメリカのLendingclubが次々とサービスを開始しました。

日本では2008年にmaneoが始めてサービスを開始し、2009年にAqush、2011年にSBIソーシャルレンディング、2013年にクラウドバンクなどが次々とサービスを始めました。また不動産特化型としては2014年にLuckyBankを皮切りに同年OwnersBook、2015年にLCレンディングなど数々のところがサービスを開始しています。さらに、海外不動産特化型としては2015年よりGAIAFUNDINGがサービスを開始しました。

そもそも、このサービス拡大の要因は、2008年のリーマンショックによって、銀行が中小企業や消費者への貸出審査を厳しくしたことが発端になったといわれています。さらに、日本ではSNSやネット証券・ネット銀行などの浸透により、個人のインターネットへの抵抗感が下がったことも市場拡大に大きく寄与しています。しかし、今後の日本におけるソーシャルレンディングの市場拡大の鍵を握っているのは、興味を持っているけれど、まだ投資に対してためらっている個人投資予備群の動向によります。このようにためらっている要因はもともと日本の一般的な人たちは大きな利益よりもリスクの少ない選択をしていたということです。しかし、日銀のマイナス金利などによる金利低下の影響で、そのまま貯金を続けるても目減りすることにリスクを抱き始めたため、このサービスに注目しているに過ぎません。よって、利益が少なくとも低リスクであることが優先され、運営会社が投資先の情報をどれだけ正確に把握し投資家に伝えることが可能か、またあまりにリスクの大きな投資先は審査の段階で案件としないなど運営会社の情報収集および公開能力にかかっているといえます。

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